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柳橋の美人と美少女

kage

2016/01/06 (Wed)


 【 笑顔のかわいい女の子は・・・】

 もう、むかしむかしの事になってしまいました。
墨田区から中央区と台東区を跨ぐ(またぐ)ように架かっている両国橋を渡ると、左側が中央区で右側が台東区。
この両国橋を渡った隅田川沿いの右手側の台東区の最初の場所が、昭和初期までは新宿神楽坂と並ぶほど有名な料亭芸者街柳橋です。
幼少の頃、人力車に父と乗ったことが一度だけありましたが、東京で最初に人夫(車夫)の引く人力車を観たのは、この街でした。

 車に乗って、両国橋を渡って柳橋に行く一番の近道は、一旦、中央区東日本橋に出てぐるっと回って両国橋通り(靖国通り)を横切る必要があります。
今は幾分改善されているこの道も、当時は信号が短く、たった三百メートル程を通過するのに、信号が3,4回変わってしまうのは普通の事でした。

 1984年のまだ暖かな頃だったでしようか。
両国橋を渡って東日本橋に入ると、柳橋手前の神田川沿いに、日傘をさした立ち姿のとても美しい着物姿の小柄な女性が目に入ります。
私の視線を感じたのでしようか、彼女は日傘をずらし、私に視線を送りました。
・・・私には、送ったように見えたのです。
やはり、視線が合ってしまいました。

 見た目40歳前後でしようか。
立ち姿だけでなく面(めん)もきれいで、見つめる眼(まなこ)も男の人を虜にするような感じの人です。
私と目線の合った彼女は、軽く会釈をし微笑みました。

 『あれ、どこかで会った人だ』
『誰だろう、思い出せない・・・』
『・・・・・』
『忘れたは失礼だから、このまま立ち去ろう』

 立ち去るそぶりをして、頭を下げてから柳橋に目をやると、高校生くらいの女の子が橋の欄干(らんかん)から、先程の女の人を見ております。
その女の子は、彼女の視線の先にいる私に気付いたのでしょうか。
たまたまの偶然でしようか。
私に視線を送りました。

 女の子の視線と私の視線が合います。
「見つめあう二人」みたいな状況でした。
その時の私は、彼女と1メートルもない近場(ちかば)にいたのです。
そう、目と鼻の先でした。

 物凄い美人でもないのに、とても色白の顔で微笑みかけるその口元を観た途端、ドキッとする感じを生まれて初めて経験します。
これを、〝魅力溢れる”と表現するのかも知れません。

 先程の女の人と親子なのでしようか。
彼女たちは、全く似てはいませんでした。
しかし、今までに会ったことのないような上品な育ち方をしている感じの二人が、偶然居合わせる事などあるとは思えません。

 『ん、彼女にも見覚えが・・・』
『この子にも、どこかで会っている』
『どこだろう・・・』
そう思った瞬間、声をかけてしまいます。

 「こんにちは」
彼女も
「こんにちは」
『あっ、やっぱり知り合いだ』

 その瞬間でした。
数人の男達が彼女に近寄り、その場所から移動させたのです。
・・・・・・・・・。

 どうも、やっちゃったみたいなのです。
それは、何も知らずに映画のワンシーンの撮影現場に自然に入り込んでしまった人間がいたからかも知れません。

 それは…私なのか・・・。


 この映画は、公開とともに大ヒットします。

その映画とは・・・。     

あの着物姿の美人と女の子とは・・・  

 原田知世さんと松尾嘉代さん、そして、その映画は『天国に一番近い島』でした。



 もちろん、その映画のこの場面に私は映っていませんでした。

(///∇///)







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この記事へのコメント

kage

遅くなってごめんなさい。

あけましておめでとうございます。
旧年中は、お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
女優さんに、そんなに接近できるなんて
ちょっとうれしいです。
今では考えられませんね。
さすがに使われなかったですかぁ。
いったい何の映画でしょう?
次回の回答編が楽しみなのです。

Posted at 12:32:12 2016/01/06 by TYPE MM04

この記事へのコメント

kage

すご~い!

いいな~♪
そんな近距離に女優さんを見たことはないですぅ~
薬師丸ひろ子ちゃんだったら
パンチするところでした(笑)
ももは軽井沢の温泉で
秋篠宮とお互い裸で腰にタオルで握手したことありま~す♪

Posted at 14:37:29 2016/01/06 by もも

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kage

No title

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

これって、撮影現場に迷い込んでいたってこと?
もう一回読み返してみました。

その映画とは・・・  何だろう、楽しみです。

Posted at 22:22:56 2016/01/06 by ミドリノマッキー

この記事へのコメント

kage

TYPE MM04 さんへ

 おめでとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

 知らぬは恥知らずと云いますが、気づいていないからこそ近づいてしまいました。
知り合いと勘違いして、普通の挨拶をしてしまいます。

 映画のタイトルや女優さんの名前は、記事の最後に答えのヒントが・・・。


 

Posted at 00:58:29 2016/01/07 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

もも さんへ

 気付いていたら、近づかなかったと思います。
もしくは、握手やサインをねだったかも・・・。

 薬師丸ひろ子さん、今でもかわいいですね。
セーラー服と機関銃、野生の証明、探偵物語、メインテーマ、Wの悲劇、野蛮人のようにまでビデオを集めていました。
いゃ~、今思えば大ファンだったのかもしれません。

 面前にいたら、抱擁してしまうかも。(≡^∇^≡)ニャハハ


 いゃ~、びっくりポン!です。
秋篠宮とお互い裸で腰にタオルで握手!!!!!!・・!。

 日本の象徴的な存在の方と握手。
うらやましい限りです。
この記事の出来事の何倍も自慢できる話に驚きを隠せません。

  w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

Posted at 01:10:17 2016/01/07 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

ミドリノマッキー さんへ

 おめでとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

 柳橋でのシーンは、この映画の冒頭で数分間、最後のシーンで数分間流れます。
しかし、彼女たちが来ていた服とは違う映像でした。

 ひょっとしたら、私が映りこんでしまった為にボツになったのかも知れません。
今のようなデジタル処理でない、アナログフイルムの時代ですから。
映画で使われていたシーンは、改めて撮影された映像のように思えました。

 映画の題名は、記事の最後の部分に答えが・・・。

Posted at 01:18:43 2016/01/07 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

No title

 面白い場面によく遭遇しますね。私は何もないなあ。薬師丸ひろ子さんも、原田知世さんも、美人と言うよりかわいくてスターのオーラがありますね。
 そういえばおまは亡きおじさんがとある麻雀屋で、愛染恭子さんを見たそうです。やはり目立っていたって。
 吉永小百合様は早稲田の2部に通っていたそうですが、大変地味だったそうです。仕事以外の所では、オーラを隠していたのではないかと思います。
 本年もよろしくです。

Posted at 08:27:06 2016/01/07 by ひねくれくうみん

この記事へのコメント

kage

No title

ええー
すごい~
ありそうで 滅多にない事ですよね(笑)
女の子は 
知世ちゃん(今は「さん」ですが(^^ゞ)だったんですね?!
去年 京都でラジオの公開録音に行った時
原田知世さんを見ましたが
とても綺麗で上品なオーラに
ふわ~となってしまいましたe-454

るどるふくん(さん)には
スタッフの方 気が付かなかったのかしらん。
映画を観るたびに
当時の事を 
思い出されるのではないでしょうか。
私も そんな体験してみたいです(●´ω`●)

Posted at 16:03:33 2016/01/07 by みけ

この記事へのコメント

kage

今年もよろしくお願いします

冒頭から風景が見えるような文章にうっとりしていたら…あらあら!なんて素敵なことが…!
えっ?撮影中だったんですか!
してして、その映画とは???

Posted at 18:18:07 2016/01/07 by 見張り員

この記事へのコメント

kage

ひねくれくうみん さんへ

 人よりも少しだけ、こういったことに遭遇しているようですね。
これが、ブログタイトルの基になっています。

 芸能生活を長く続けておられる方は、存在感とオーラがありますね。
この時の彼女は、まだ15,6歳だった筈ですが、それなりの存在感を醸し出していました。

 愛染さんは、目立とう精神の旺盛な方に見えていましたね。
当時の吉永さんは、日本で一、二を争うくらいの人気若手女優さんでしたから、目立たないように相当な努力をされていたのかも知れません。

 こちらこそ、よろしくお願いいたします。


 

Posted at 23:21:54 2016/01/07 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

みけ さんへ

 遠巻きに芸能人を見ることは、東京に住んでいるので多いと思います。
この時も、撮影をしていると知っていれば、近寄らなかった筈です。
知らぬは、恥も知らぬのかも知れません。

 最近もテレビ番組に出られたりしていますが、流石芸能人といえる歳の取り方をされていますね。
まだまだ、相も変わらずの上品さを醸し出しておられます。

 彼女たちといるときは、数名の通行人はいましたが、それらしき人達は見当たりませんでした。
路駐の車の中から撮影していたのか、遠く離れた場所からの撮影だったのかも知れません。
ひょっとしたら、通行人がスタッフ兼エキストラだったかも・・・。

 この映画の予告などの宣伝がテレビなどで流れた時に、あの場所にいた子だと理解しました。
彼女の大ファンだった友人には、自慢しましたね。

(o^―^o)ニコッ.

 芸能人同士で、互いのライブ等を観に行く人たちが多いと聞きます。
もしかしたら、吉井さんのライブをみけさんのすぐ近くで観ていて、ニアミスしているかも。

ォオ~!!(゚Д゚ノ)ノ

Posted at 23:45:41 2016/01/07 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

見張り員 さんへ

 ありがとうございます。
近くには、数人の通行人くらいしかいませんでした。
ひょっとしたら、通行人がエキストラ兼スタッフだったのかも知れません。

 この場所で撮られた映像は、映画の冒頭とエンデイングで映し出されましたが、彼女たちの服装と時間帯が別物でした。
ひょっとして、一般人の私が絡んでしまった場面は、撮り直しがきかず、お蔵入り(ボツ)になったのかも知れません。
そして、脚本を手直しして、改めて違う日に撮影した可能性もあります。

 映画と女優さんの名前は、記事の最後の場所に解答が・・・。

Posted at 23:57:44 2016/01/07 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

No title

前回からの記事は
チョッとお恥ずかしかった事なんですね。
撮影中だと気が付かなかったんですか?
おじゃまむしさんでしたかー。。(笑)

Posted at 00:17:13 2016/01/08 by おこちゃん

この記事へのコメント

kage

おこちゃん さんへ

 痛めた傷は大丈夫でしたか。
簡単に治る、アオタンなどのうっ血した血液を分散する塗り薬を売っています。
ヘパリンZクリームアットノン の入っているものです。
薬局で聞いてみてください。


 おそらく、です。

全く分かりませんでした。
ずーっと流し撮りしていたのかも知れません。

 今のようなデジタルのない時代でしたので、編集するよりは撮り直しをした方が安価だったと思われます。
彼女が首を傾けながら白い歯を見せ微笑んで挨拶をした姿が、はにかんで見えました。
でも、実際は、撮影がNGになってしまった原因を作ったかもしれない私への、『どうしていいか判らない』苦笑いだったのかも。

 (///∇///)

Posted at 00:42:09 2016/01/08 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

No title

にゃははー♪  そうゆうー偶然もあるのですねー😁

片隅にでも登場していたなららねぇー✨

もっと×2 強烈な想い出ですのにーー😉

Posted at 09:18:42 2016/01/11 by まんねんず

この記事へのコメント

kage

No title

こんばんは。

天国に一番ちかい島、1984年ですね。
松尾嘉代さんと原田知世さん。

松尾さんは若い頃はけっこうコケティッシュな感じでしたが
現在はけっこう日本的な味も出てきていますよね。

原田知世さんは「時をかける少女」が有名かな?
歌と共に!

1984年頃といえば店を立て直すのに必死で
映画も歌も見たり聴いたりする時間もないころでした。

その頃「るどるふくんさん」は、いい生活をなさっていたんですね(笑)

Posted at 01:00:21 2016/01/12 by 孝ちゃんのパパ

この記事へのコメント

kage

まんねんず さんへ

 偶然というか、その場の雰囲気を察知するべきだったのでしょうね。
川沿いに日傘をさしている着物美人のちかくの橋の上でひとりたたずむ美少女、ちょっと見かけないロケーションでした。

 この二人の柳橋での出演シーンは最初と最後にありましたが、当然の事ながら、私は映っていません。
彼女たちの着ていたものが、そのシーンでは違うものになっています。
おそらく、脚本を書き直したか、日を改めて撮りなおしたのかも知れません。

 ザン(´≡ω≡。)ネン

Posted at 02:26:04 2016/01/12 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

孝ちゃんのパパ  さんへ

 発刊、刊行おめでとうございます。
以前も話しておられた大変な時期がこの頃でしたね。
努力の成果が実り、良かったです。

 「時をかける少女」は、彼女のデビュー映画だったと記憶しております。

 とてもとても、良い生活なんかできるほどの身分ではありませんでした。
いまはもっと、質素ですが。

 (-_-)・・・ハァ・・・⤵


Posted at 02:40:03 2016/01/12 by るどるふくん

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