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霊魂の話 その5

kage

2014/08/25 (Mon)

【 誰なの!? 】

 私は よく引越しをしていました。
東京に住んで最初の10年間で、7回の引越をします。

 最初が4階の部屋、2回目が4号、3回目が13番地4号の4階の部屋、4回目が4丁目13号のように、引越し先の全ての番地か階数に “4”か“13”の数字が 入っていました。
そして、全ての建物で 不思議なことが起こります。

 最初のところは 会社の寮でした。
大浴場で熱湯が噴出して、股間を大やけど。
未だに、跡が残っている始末です。

 2回目のところでは 棚に載せていた切り出しナイフが、何故か突然落ちてきて、私の左ひざ小僧に突き刺さりました。
3回目は、当時この周りでは 一番高いのっぽビルであった最上階の11階で着替え中、ブラインドが突然落下、交通量の多い通りを行きかう車や人々に、裸体をさらしてしまいます。
その次も、諸々 起きました。
ここまでだと、単なるドジに見えますが、全て 手を触れていません。

 間を省略しますが、6回目の引越し先のマンションも、13番地4号でした。
周りが、15,6万円はする家賃の中、このマンションは  築2年にもかかわらず、駐車場込みの礼金なしの13万円で借りられた 超お得物件だったのです。

 ちょど、新婚1年目で 子供が彼女のお腹にいました。
しばらくして、私が仕事で留守にしている間に、彼女が昼寝をしているタイミングで、ドアをたたく音や、部屋に向かって怒鳴り散らす人達が 次々やって来たらしいのです。

 そして、裁判所の呼び出し人や警察までやってきました。
夫婦で住んでいた前の住人は 消息不明になっていたのです。
その事を、不動産屋は 話していなかったのでした。

 怒った私は 不動産屋さんと大家さんから、裁判所や役所と警察に連絡して頂き、対処してもらいます。
そして、それらの事が無くなりました。

 子供が産まれ、息子の一歳の誕生日が 過ぎた頃の事です。
彼女が 息子を部屋で一人寝かし、ベランダで洗濯物を干していると、彼の誰かと話している声が聞こえてきたそうです。
息子を見ると 一人で楽しそうに、おもちゃで遊んでいました。
彼が 一人遊びをしていたと思ったそうです。

 日曜日の朝、彼女が 私に声を掛けてきました。
「誰かと遊んでいる。」
息子が、子供であっても、それは あまり好ましい事では無いと考えた私は、息子の部屋を覗きました。

 「もう帰るの、じゃぁね。」
「バイバイ。」
息子が誰かに別れを告げています。

 『誰かと遊んでいたのか。』
「うん。」
『誰と?。』
「知らない」
『知らないって、知らない子供と遊んでたのか。』
「子供じゃないよ、おじさんだよ。」
『おじさん・・・』
「ほら、まだそこにいるよ。」
『どこ?』
「そこ」
閉まっている窓に向かって 指を差しました。
『誰?、どこにいるの!』
『見えないぞ』
・・・・・・
「行っちゃった。」
『行っちゃったって、どこから帰っていったんだ』
『窓。』
誰もいません。
『誰だっ!』
・・・・・・
『まだいる?』
「帰っちゃった。」
・・・・・・
『また、遊ぼうと約束したのか?』
・・・・・・
「しなかった」
・・・・・・
残念そうに、下を向きました。
「あぁあ、帰っちゃった。」


 次回は 遊ぼっ、です。




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この記事へのコメント

kage

 こんにちは。
 今まで13とか4の数字ばかり…というのも
 不思議な話ですね。

 動物やちっちゃな子は
 何もないとこを見てたり反応してたりという事は
 よく聞きますが
 るどるふくんのお子さんも?1e-451

 心が綺麗から見えるのかな…
 また 大きくなったら見えなくなるのかな…など
 このお話を読みながら考えてしまいましたe-446

 次回の遊ぼっはこのお話の続きなんでしょうか。
 また ドキドキ…です(〃 ̄ω ̄〃ゞ
 

Posted at 16:38:09 2014/08/25 by みけ

この記事へのコメント

kage

 こんなに不思議体験をしても、霊の存在はないと言われるのですね。これも偶然と。

 霊のせいでないと言うのにお子さんに好ましくないと言うのはどういったところでしょうか。 
 精神的な病ですか?

 もっとも、霊の存在は私も確信している訳ではありません。何となくあるのではないかと思っているくらいのものです。

 この続き、気になります。

Posted at 21:32:54 2014/08/25 by ひねくれくうみん

この記事へのコメント

kage

みけ さんへ

 今回もコメント、ありがとうございます。
たった7回の引越しでの話でした。
8回目である現在の住所には “4”も“13”も“4と13階”もありません。

 記事の本文には 書きませんでしたが、息子が「窓」といった後の窓の曇りガラスに、黒い影が写った気がしました。

 ひょっとしたら、前の住人が戻ってきて、息子と話をしていたのではないかと勘ぐり、その後直ぐに玄関から外に出てみましたが、誰もいませんでした。
大家さんは 私たちの貸す前に、玄関の鍵を交換していると言います。
しかし、それが本当かどうか、心配になった日でもありました。

 次回の展開は この続きのような話になります。

Posted at 21:53:30 2014/08/25 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

ひねくれくうみん さんへ

 コメント、ありがとうございます。
住所に関しては、7回目に引越しした場所が4階でした。
この時初めて、こじつけではありますが、これらの数字が全て入っていた事に 気付きました。

 いろんな力の存在を 否定していません。
ただそれが、なんの確証もなしに直ぐに霊の存在にしてしまう事の危うさを言っています。
本当に霊かも知れませんが、未だ解明されていない不思議な能力をによって引き起こされているのかも知れません。

 くうみんさんの前記事の“それは UFOです”と同じで、なんの確証も無く、霊魂のせいにする事自体が おかしいと考えています。

 次回は、この続きのような話です。

Posted at 22:13:34 2014/08/25 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

鳥肌立ちました〜〜
怖すぎます

Posted at 22:26:54 2014/08/25 by きり

この記事へのコメント

kage

こんばんは!

今、一人で読ませていただきましたが、
後悔・・・
昼間にみんながいる職場で読めば良かったです(怖)

でも、私も子供の頃、「引き戸が勝手に開く」なんて経験をしたコトがあります。

Posted at 22:39:41 2014/08/25 by マヤリモ

この記事へのコメント

kage

きり  さんへ

 こういった奇妙な話に、コメントありがとうございます。
きりさんのサイトのテンプレが、落ち着いた感じから、明るくて見やすい感じになりましたね。

 この時は 子供の事よりも、前の住人の事が気になってしまっていました。

 次回こそが、本当に怖い話になると思います。

Posted at 22:43:12 2014/08/25 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

マヤリモ  さんへ

 奇妙な出来事の話に、コメントありがとうございます。
マヤリモさんのお子さんが 来年、今回の記事の私の息子と 同じ年齢になりますね。
言葉を喋り始めると、おもちゃ等で 誰かに話しかけるように話をするので 驚かされることがあります。

 私の息子の場合は、“おじさんと”言う言葉が引っかかりました。
前の住人の失踪と関係あるかもと、勝手に考えてしまった為です。
まぁ、前の住人は 亡くなっている訳ではなく、危ない処からの借金を返済できなくなり、何処かへ逃げたのだと思いますが。

 マヤリモさんも これに近い不思議な経験をされていたんですね。

 次回は、このシリーズの山場です。
ちょっと怖いかもしれません。

Posted at 23:05:15 2014/08/25 by るどるふくん

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kage


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