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「憲法」と「憲法典」をちゃんと理解していない人達と、平和と男女平等と差別を都合のいい解釈している人達へ(8)

kage

2014/08/04 (Mon)

 【 角栄の戦略と策略 】  

 二階堂さん達が 父にを説得する時に使った言葉。
 “日本”、“一番”、“最優先”、“やらなければならない”、“領土問題”、“重要な人物”
大物政治家が、こんなキーワードを並べたら 普通の人は 「はい」と 思わず言ってしまうかも知れません。

 「日本が、これから一番優先してやらなければならない事、それは 領土問題です。」
「沖縄の次は 北方領土、その為には 彼が議員でなければならない。」
要するに、山中さんは 日本にとってもっとも必要な人物なのだと 言う事です。

 当時、二つの大国によって世界が冷戦と呼ばれる時代に 突入していました。
その中にあって、経済が困窮していた中国だけは ソ連寄りの姿勢を保ちながらも 資本主義国との国交回復を模索していたのです。
田中さんが 総理になると 中国に急接近しました。
これには 世界中から批判が集中する事になります。
世界の批判の中、中国は 核実験を強行し、アメリカやソ連に対抗する第3勢力になろうとしていることが 明白だったからです。

 この件の日本に対し、批判的態度を取っていたアメリカは 世界中を出し抜く策略で キッシンジャー長官が中国要人と会談し、いとも簡単に中華人民共和国を認めてしまうのです。
「先を越された」、この情報を聞いた田中さんは こう呟きました。
考えていたことは アメリカも同じと悟った田中さんは 事を急ぎます。
中国と国交を回復するのは 一番でなければならないのです。
例え相手がアメリカでも、二番では いけなかったのでした。

 日本の世論や各国の大反対をよそに、毛沢東や周恩来と歴史的会談によって国交を回復、それまで日本に対して 好意的であった台湾との国交を断絶します。
しかし、彼は 更に切れ者でした。
いとも簡単に 台湾と国交断裂すことによって、中国の信頼を勝ち取りますが、貿易等は 今まで通りとしたのです。
これによって 日本の国民や産業界と台湾への配慮がなされ、不満分子達が沈静化しました。
ソ連打倒の為、中国を引き込みたかったアメリカは 逆に台湾こそ 中国より大事な国と宣言します。
北方領土返還の為に、中国は 重要な役割を果たしてくれる筈でした。

 最大の敵を倒すには 例え敵であろうがみんなに嫌われていようが仲良くすること、一時的にでも味方に引き込む事。
歴史上、どんな人物もこなしてきた戦略です。
例えば、韓国を一番の敵とみなすなら、北朝鮮と仲良くする事。
拉致被害者を帰してもらう最大の策は 北朝鮮と仲良くする事なのです。
決して経済制裁では ありません。
経済制裁の行き着く先が 戦争になってしまう事は 歴史が教えています。

 「愚人は 理想を語り、偉人は 歴史を語ります。」
「間違いを起こしやすい者は 理論から入り、事を成す者は 経験から入ります。」
「愚か者は 今から学び、偉人は 歴史から学びます。」
「愚か者は 僅かな経験から学び、偉人は 歴史の事実から学びます。」

 前記事の“ちょっと芸能裏話”にも書いているように 物事は 順風満帆であるように見えても、しがらみや策略に満ちています。
ましてや、政治の世界の外交は もっと凄い世界であることは 間違いありません。

 理想主義者やマスコミに操られていく日本人の結果を・・・次回にて。

 
 次回は 「憲法」と「憲法典」をちゃんと理解していない人達と、平和と男女平等と差別を都合のいい解釈している人達へ(9)です





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この記事へのコメント

kage

るどるふくんさんへ!!

「愚人は 理想を語り、偉人は 歴史を語ります。」良い言葉ですね~~!
制裁だけでは返って困らせて良い結果が生まれないでしょうねー。褒めて喜ばせて拉致被害者を帰してもらった方が利口ですよねー。!

Posted at 18:57:35 2014/08/04 by 荒野鷹虎

この記事へのコメント

kage

 中華人民共和国を認めたと言うことは中華民国(台湾)と、国交断絶すること。このことはかなり最近いなってわかりました。
 台湾にとっては裏切り者だった訳ですが、台湾に対してはかなりの配慮をしてきたのですね。

 台湾には何回か行きましたが、大変親日的で、親しみを感じました。今後も仲良くやっていければと思います。
 中国は…警戒。

Posted at 22:06:11 2014/08/04 by ひねくれくうみん

この記事へのコメント

kage

荒野鷹虎 さんへ

 コメントありがとうございます。
経済制裁をしても戦争にならない国は 同じ主義の国同士だけです。
北朝鮮は 日本と考え方の違う国なのです。

 私の子供の頃は 学校教育のせいか、理想を正論として発言する人達は あまりいませんでしたが、今は 大人になっても理想を正論として語る人達が多くなりました。
いつしか、60年安保の頃のような時代になりつつあるようです。

 “赤は止まって周りを確認せよ,青は 注意しながら急いで渡れ”であって、“赤は止まれ、青は渡れ”では ない事を ちゃんと気付いて欲しいものです。

 これまでのやり方が間違いであった事を早く気付かなければ、拉致された方々が生きているうちに帰ってくる可能性は かなり低いと考えます。
今回の安倍総理が 北朝鮮とより近づく事は 良い事と感じていています。
もともとヨーロッパとは 考え方に隔たりがあるのは確かで、日本にとっての最大の脅威は 本当に北朝鮮なのか、もう一度 考察して欲しい事案ですね。

Posted at 00:26:18 2014/08/05 by るどるふくん

この記事へのコメント

kage

ひねくれくうみん さんへ

 いつもコメント、ありがとうございます。
角栄さんでなければ、この時代に中国と国交を回復する事は 出来なかったでしょう。
例え国交を回復したとしても、国交を断絶した台湾やそれに不満なアメリカからは こっぴどい仕打ちを喰らったかも知れず、あの高度成長や 今の日本の発展があったかは 疑問を呈するところです。

 日本だけでなく世界中からも、台湾と国交を断絶してまで中国と国交を回復する事は ないだろうと思われていました。
アメリカのご機嫌を気にせずに、両方を納得させるこの方法を 彼以外の人が出来たでしょうか。
前にも後にも、彼を除いて見当たりません。
唯一、今回の安部さんには 僅かですが期待をするところです。

 次回記事に載せるかもしれませんが、彼が北方領土を取り戻す為に、あらゆる手段を打って出ている事を まるっきり理解していないマスコミに先導された国民や警察が彼を逮捕した為に、未だ北方領土は 日本に返されていません。

 彼が逮捕失脚していなかったら、日本は 中国やロシア、アメリカを凌ぐ大国になっていたかもしれません。
まぁ、そうなる前にアメリカは それなりのチャチャを入れてくるでしょうが。

 中国の共産体制を崩すのは 簡単と言われています。
しかし、あまりにも人口が多い為、それを資本主義の国がやってしまうと、世界が大混乱になることになります。
中国もそれを解かっている為、ある程度の強気の姿勢は 崩す事がないでしょう。

Posted at 00:48:55 2014/08/05 by るどるふくん

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kage


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