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カテゴリ:社会人に成ってからの事 の記事リスト(エントリー順)

新人研修のときの事

kage

2014/10/22 (Wed)

 指の回復を待っていては ブログの再開がいつになってしまうのか判らないので、とりあえず、月に数回のペースで更新して行く事にしました。

 更新もしていないのに何回も訪問してくださった方、申し訳なく思います。
また、更新の無いブログにランキング応援クリック、ありがとうございました。
感謝いたします。


【 火災訓練 】

 もう、遠い昔の事になりました。
私は 岐阜に本社のある会社に就職します。
岐阜での研修期間には 電話の受け答えからお客様への対応の仕方、作業システムの手順、日本中の主な市町村の所在地と全国50箇所以上の営業所の場所の暗記、流通システムの把握、物の大きさの測り方、そして日本で初めて全国規模のオンラインシステムを導入したこの会社のコンピュータの入力作業や業界の専門用語の理解など、様々な事を教育されました。

 一週間もすると、段々と緊張も取れ、新人同士が学校のクラスメイトのように 仲良くなってきます。
火災訓練が予定された日の事でした。
訓練の為、広大な敷地と大きな建物のあちらこちらに 散りばめられた新入社員たちは、指定された時間が来ると同時に鳴らされる火災報知機のベルの音と共に 訓練に参加する事になります。

 前日に訓練の日の予定を聞いていた私達は、朝起きると それぞれの場所に移動しました。
訓練開始の時間には まだ30分以上あった頃です。
指定された建物のひとつの4階の廊下で待機していた時でした。
緊張もしなくなったのでしょうか、仲間の新人二人が 私の前でふざけ始めます。
しかし、一人のおふざけが過ぎたのでしょう。
些細な事で 二人がケンカを始めました。

 突然、その一人が 相手を突き飛ばしたのです。
その先には 私がいました。
壁際にいた私は 思わず避けます。
その瞬間でした。
けたたましい火災報知機の音が鳴り響いたのです。

 私は、火災報知機の前に立っていた事に気付きました。
私が避けた為、突き飛ばされた彼が 思わず目の前に現れた壁に、手を差し出したのです。
それは まさに、今流行の“壁ドン”の状態でした。
彼の突き出した手の先には 火災報知機の非情ブザーのボタンがあったのです。
見事にその透明なプラスチックの部分を突き破り、赤いボタンを押していました。

 建物中にブザーの音が鳴り響くと、緊急用のサイレンが広大な敷地全体に鳴り渡り、大勢の先輩社員の方々が 現れます。
消火器を片手に持っている人、水の入ったバケツを持ってきている人など様々でした。
 「どこだー!火事は どこだー!」
あちらこちらで、叫ぶ声が聞こえます。

 後に、あの時オンラインの心臓部分である本社のコンピュータが ダウンしていたなら、日本中の営業所や下請け業者や関係者、そして、日本中のお客様を含めた何万人と言う人達に影響の出る可能性があったと聞きました。
ただ、殆どの従業員達は 火災訓練の始まる時間が早まっただけと勘違いしたのです。
だから、会社中が大騒ぎになる事は ありませんでした。
しかし、緊急用のサイレンが鳴ったにも係わらず、火災訓練と勘違いし、ちゃんとした行動の取れなかった本社の百人以上の先輩社員達は キツイお咎め(おとがめ)を受けたのです。
そして今年の新人達は 特に注意して教育するようにとの達しも下りたようでした。

 数日後、全国への配属場所決定の日が来ます。
当時は 出世コースと言われていた東京支社に、60人の新人の中から 私を含めた3人が配属になったのでした。
 

 次回は、“納豆大好き”です。


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納豆大好き その1

kage

2014/10/30 (Thu)


 【 納豆 】

 東京支店の決まり事として、新入社員達は 最初の2年間が寮生活となり、それ以降は 寮に残っても外で部屋を借りても良いシステムになっていました。
しかし、独身寮費が1万円、家族持ちでも2~3万円と格安で、電気、水道、浴場も使い放題なので、ほとんどの社員達は この建物から出る人は いませんでした。

 一階が職場で、地下が食堂と大浴場です。
二階が独身寮、三階、四階が社宅となっていました。

 東京生活も一週間経つと、ほとんどの社員の人達に 顔を覚えてもらえるようになります。
食堂のおばちゃんとも 顔見知りになっていました。

 『おはよう、今日のオカズは何?。』
「納豆とヒジキの和え物(あえもの)に、生卵だよ。」
「納豆、好きかい?。」
納豆、大好きです。
『でも、デザートじゃなく オカズなんですか?』
「何言ってんの、オカズに決まっているじゃない。」
「いっぱい食べて、今日も仕事頑張りなさいよ。」
『ありがとうございます。』
私は 四角い盆(トレー)を持ち、テーブルの席に座ります。
 
 九州出身の私にとって、納豆と言えば 甘納豆の事でした。
こちらで言う納豆は、当時、私の田舎のスーパーマーケットやデパートの食品売り場ですら、販売していない代物だったのです。

 私は、納豆のふたを開けて びっくり。
『クッ、クサイ。』
もの凄い異臭がしました。
何処かで嗅いだ(かいだ)事のあるような臭い(くさい)匂い(におい)・・・。
そうだ、足の臭いオジサンの靴下の匂いだ!。
すがすがしい早朝の、食事を摂ろうとしている気分が削がれ(そがれ)まくってしまう 強烈な匂い。
糸まで引いていて、見れば一目瞭然、腐ってる。

 古すぎる物が、混じってしまっていたのだろう。
流石にこれは、おばちゃんに言って 替えて貰うしかない。

 納豆の入っていた入れ物を持って、おばちゃんに渡します。
『おばちゃん、これ、腐ってますよ。』
『新しいのと、交換してくれます?。』
 「あら、そう?。」
おばちゃんは 納豆の入った入れ物を受け取るや否や、鼻を近づけ、匂いを嗅ぎだしました。

 「おかしいわねぇ、腐ってないと思うけど。」
おばちゃんは 鼻が詰まっているのではないだろうか。
その入れ物と交換で、新たに納豆の入った入れ物を 受け取ります。
「これは 大丈夫よ、さっき納入されたばかりのモノだから。」

 また、席に着いて、納豆の入った入れ物のふたを取ると、さっきと寸分(すんぶん)違わぬ足の匂いの染み付いた靴下の臭み粒子(りゅうし)が 噴射された香水の如く、あたり一面に広がりました。
流石に、こんな腐った物の匂いが解らない人には もう言えない。

 納豆を残して立ち去ろうとすると、そこに来た先輩が 声を掛けます。
「残すなんて、もったいない。」
「こんな美味しい(おいしい)ものを。」と言いながら、テーブルの席に着いた彼は 一番に納豆のふたを取り、ご飯に掛けて食べ始めました。
「美味い、美味い。」
本当に美味そうに食べています。
「こんな美味いものを残すなんて信じられない、喰わず嫌いはいけないよ。」
「糸がいっぱい引くほど混ぜれば、より美味くなるんだ。」
「美味いから、騙されたと思って 食べてみな。」
周りを見渡せば、みんな納豆を 美味しそうに食べていました。

 そうか、匂いはキツイが、食べると美味しいんだな。
そう考えた私は 臭さを我慢しながら、みんなと同じように何回も混ぜて、ご飯に乗せます。
そして、口の中へ入れました。
『まっ、まずい!。』
『これは、食べられない。』
口から吐き出し、その場を立ち去ります。
一刻も早く、口の中を漱ぎたい(すすぎたい)気分になっていました。

 そうです。
私は、醤油も何も掛けずに、食べていたのでした。


 次回は、“納豆大好きその2”です。


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納豆大好き その2・・・のはず

kage

2014/11/11 (Tue)

【 えーっ! 】

*6日木曜の深夜 新記事を書き、日付が変わると同時に 記事保存ボタンをクリック。
無事送信のはずが、パソコンの画面が真っ白になり フリーズ状態。

 まったく動かず10分間。
何かしでかしてしまったかも知れないと、あちらこちらの配線を調査。
異常なし。

 電源を落とし、再アクセス。
“FC2にアクセス出来ませんでした、再度ログインして下さい。”の冷たい文字が表示され。
再度、アクセス。
繋がらない。

 何回も挑戦するうちに、やっと接続。
画面に 表示された文字を見て 脱力。
“ただいまメンテナンス中、しばらくしてから・・・・”

 なんて事!。
長々と書いた記事はどこにも保存されず、消失。
「えーっ!」
再度記事を書き、アップする気力も消失。

 FC2では 通信障害のようなことが、あちらこちらで起こっているようですね。
FC2に限らず、バージョンアップした最近のパソコンでは 起こりえないのかもしれませんが、2,3年前までのパソコンからアクセスすると 画面が崩れるサイトが増大。
あの、JRAのホームページまでも大きく崩れて、問い合わせが殺到しているようです。
さてこれは 中国や韓国からのクラッカーによるものなのか。
それとも、売れ行き不振のパソコンを買い換えさせる為の 大掛かりな策略か。

 気がつけば深夜の3時を回り、もはや朝とも呼べる時間に。
翌日からの4日間眼は パソコンの文字が歪んで見え、目薬を点しても 画面が白内障のように、薄ぼんやりゆがんでしまう始末。

 本日やっと落ち着いて 記事を書き始めることにします。
まずは、前回のアクセスの不具合を少々書いて、本記事に入るつもりが このボヤキ記事で終わってしまいそう・・・。
いや、終わる事になってしまいました。

 次回こそは 納豆大好き その2を。

 
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納豆大好き その2

kage

2014/11/14 (Fri)


 【 本場のお土産 】

 前回、納豆の記事を書いている時、思い出した事がありました。
それは 私が小学三年生の頃の事です。
三日間の組合の研修旅行で、茨城県の水戸に行っていた父が お土産を持って帰ってきました。

 「本場の納豆を 買ってきたぞ。」
私達 子供は 大喜びします。
「なっとう、なっとう!」
私と兄がはしゃぐと、それに釣られた弟たちまで はしゃぎだしました。
「なっとう、なっとう!」
母も祖父母も 大笑いをします。

 自慢げに、「これが本場の納豆だ」と、父が 大きな袋から取り出した物は、藁(わら)の小さな束(たば)でした。
その束は、大きな袋にいっぱい入っていたのです。
「うぉ~!」
私達は さらに興奮。
「こんなにいっぱい、食べきれないね。」
私が 喜び満面に出した顔で言うと、がっかりな返事が 返ってきました。
「家で食べるのは 二つだけ、残りは 近所の人と親戚への土産だ。」
これだけあれば、納豆食い放題と思っていた私達は がっかりします。

 本場の納豆を、食する時が来ました。
父が、もったいぶるように藁を開くと 強烈な匂いがしたのです。
私達は この異臭に耐え切れず、その場を離れてしまいました。

 「しまった、腐っている。」
他の束も開き、次々に匂いを嗅いだ父は、納豆の藁を袋に戻しながら がっかりした様子で こう言ったのです。
「初日に買って、2日も経ってしまったから、腐ってしまったのかもしれない。」
「参った、全部腐ってしまった。」
「これじゃ、土産として渡せないな。」
「南の地方に、納豆が無い理由が解ったよ。」
そして、その本場の納豆は 私達の口に入ることなく、翌朝、庭先で 異臭を放ちながら袋ごと燃やされてしまいました。

 結局、私は 藁に包まれた納豆しか見ていなかったのです。
その時は 藁に包まれた本場の甘納豆が 腐ってしまっていたのだと、ずーっと 思っていたのでした。
だから、会社の食堂でも、納豆が出された時に あの納豆と同じものとは 判らなかったのです。
藁の束に包まれていれば、思い出したかも知れません。

 その時の父は 納豆が 甘納豆で無いことを解っていても、あの納豆独特の臭いは 知らなかったのでしょう。
普段無口な父が、滅多に見せない表情で 軽快に話していたのに、突然落胆した表情をしてしまった事だけは いまでも 私の記憶に残っているのです。


 次回は、最近の世の中の出来事に 少々論する予定です。

 

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