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 願いを聞き届ける滝の話。


⑧祈った事、願った事、そして叶った事 ~中半

【願う】
 
 その瞬間でした。
どうしたのでしょうか。
森の茂みからガサガサッと音がしたと思って振り向いたその場所から、いきなり、数羽の大きな鳥たちが勢いよく空へと羽ばたき、大滝の上へと飛び去って行ったのです。

 「おおぉー!」
「もしや、滝の神様に祈った願い事を伝えに行ったのか?」
思わず、声が出てしまいました。

大鷲 「いや~、逃げちゃったよ~、失敗した」
「アハハッ」
森の近くにいた子供たちの声。
そうです。
なんともタイミング良く、彼らが森にいる鳥たちに向かって、石つぶてを投げつけたのでした。
それに驚いた数羽の鳥たちが、更にタイミングよろしく、大滝の方に向かって舞い上がるように飛び立って行ったのです。

 あの鳥たちを驚かせてもいないし、投石もしていない私でしたが、何故か照れ笑いをしながら、私の事など見ていないし気にもしていなかったであろう周りの人達を キョロキョロと見渡していました。

 
 私の祈った願い。
それは、何も思慮せずにとっさに頭の中をよぎった昔の思い出。
たわいもない昔の出来事。

 なぜそんな事を思い出したのか。
何故浮かんできたのか。

 きっと、その事を思い出した為でしょう。
簡単にお願いしてしまいました。
本当にちっぽけな事を、いとも簡単にお願いしてしまったのです。

 ただ、東京にいる私にとっては、十数年に数回しか訪れない九州の実家。
それだけでも叶う可能性の極端に低い願い事。
だから、他愛のない事だけれど叶うはずもない願い事。
この願いによって、この世に願いを聞き届けてくれる神様等いない事の証明が出来てしまうであろう願い事。

 母から聞いて何十年もの永い時間が過ぎてしまっていた為か、良く考えもせずに、浅はかな願い事をこの滝のにしてしまいました。
何よりも、数十年の時を経て、やっとこの場所に訪れることが出来、ちゃんと試したかった大切な事だったのに。
何て他愛のない願いをしてしまったのだろう。
その中身こそ、中学生、高校生が願うようなちょっとした事を。

 ところが、そのお願いはしばらくして、とんでもない状況で成就したのです。

 * 次回は、叶った事です。




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